百合子の誕生日に催されたパーティー。

野宮家は子爵とは言え困窮しており、それは精一杯の見栄の宴だった。
娘を深く愛する父が無理をして盛大な祝いをしてくれたのだ。

内情を知る幼なじみの秀雄に呑気なもんだなと揶揄され、
集まった華族たちに嘘寒い世辞を言われ、
百合子は耐え切れず逃げ出そうとしていた。

舞台は大正時代の東京。
百合子は由緒ある華族の家に生まれながら、
呪われた運命に翻弄されてゆく。

「そうよ、ここから木に飛び移って逃げようと思ってたの」

野宮百合子

聡明な少女。華族令嬢だが家に危機感を持ち、もっと世の中のことを知らなければと思っている。好奇心旺盛ではっきりとした性格。

「条件がある。  あんたが俺の花嫁になることだ」

斯波純一

成り上がりで大金持ちの貿易商。28歳。なぜかヒロインを気に入っており財力を盾に強引に結婚しようとする。性格は俺様で強引。型破りな性格。

「ああ、新しい夜会服を着たんだね。 お前はいつも可愛いけれど今夜は一段と愛らしい」

瑞人

ヒロインの兄。22 歳。子爵家長男で華道の家元だが、 かなり浮世離れしており厭世的。 絵画を好み女遊びも盛んという道楽者だが、妹のことは花のように愛でている。

「俺は使用人ですから……姫様の脚の泥を落とすのは、俺の役割です」

真島芳樹

野宮家使用人。25歳。いわゆる下働きの 下男だが、百合子の初恋の相手でもある。 温和な性格で、植物を愛する大人しい青年。

「はい。チョコレエトを溶かしてミルクを混ぜたものでございます」

藤田均

野宮家執事。37歳。イギリス人の血が入っている。ヒロインが幼い頃から野宮家に仕えて来た。性格は実直だが、無表情であまり感情を露にしない。

「ふん……。随分と大人しいことを言うんだな、お前も所詮つまらぬ華族令嬢か」

尾崎秀雄

男爵家長男の陸軍少尉。24歳。 ヒロインの幼なじみだが、態度はとても冷たい。真面目で固い性格。潔癖性。軍人としてはとても優秀。

「あらまあ……ふふふ！可愛らしいお嬢さんだこと」

天海鏡子

富裕な酒問屋の一人娘。大人しい婿養子を迎え、息子をもうけた後は好き放題遊んでいる道楽者。

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◆「蝶の毒　華の鎖」修正パッチ
（win8/win10上で動作させるのもこちらの修正パッチです）

◆「特典ディスク　そして誰もいなくなった」修正パッチ

この度は「蝶の毒 華の鎖」をお買い上げ頂き、誠に有難うございます。
また、ソフトの不具合にてお客様には大変ご迷惑をおかけ致しまして、申し訳ございませんでした。
下記ページよりプログラム修正ファイルをダウンロード頂き、修正を行ってください。

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◆プログラム修正パッチ アップデート方法

１．本アップデートファイル「poisonchain_patch_v1_01.lzh」をデスクトップ等にダウンロード後、
ファイルをクリックして実行してください。

２．本アップデートファイルを実行する際には必ず「蝶の毒 華の鎖」を終了しておいてください。
ゲーム実行中にアップデートを行うことは出来ません。

お手数をおかけ致しますが、よろしくお願い致します。


このパッチにより下記の内容が修正・変更されます。

・シーン回想「銀座の街」が正しく再生されない問題の修正
・一部の誤字脱字の修正
・最新の64bitOS環境（win8/win10）においてゲームが起動しない問題の修正